|
||||||||||||
|
アメリカ生活日記 > ラジコンで負けたからって、なにも泣かなくても...
ラジコンで負けたからって、なにも泣かなくても...僕は2012年の元日、ラジコンカーのレースに参加しました。そして負けて、そして、泣きました。 泣いた、といっても 「男泣き」 といえるような派手な泣きべそではなく、じわっと涙があふれてきて、数秒声に詰まった程度。 レースが終わって観客席側に戻ってきて、「あー、負けちゃった~。悔しい~・・・勝ちたかったぁ・・・」 と言った後の数秒の話です。 自分のこととはいえ、僕はラジコンのレースに負けた「程度」のことで泣いた自分に驚きました。 ラジコンカーのレースって?ラジコンカーのことをご存じない人のほうが多いと思いますので簡単に説明すると、大人のホビーとして人気のあるラジコンカーはだいたい車体の大きさが40センチくらい。 それを30mph(時速40キロ)くらいのスピードで走らせレースをして順位を競います。速い人だと40mph(65キロ)くらいでたりします。 レースは専用のサーキットで行われます。 たいていのサーキットで、レースのスケジュールが立てられており、例えば毎週、水、金、土、日曜日の週4回、レースが開催されたりします。平日のレースは仕事帰りでもできるように夜7時頃から行われ、80人程の参加者を集めることも珍しくありません。 この点は日本と大きく違います。日本では平日のレースでは10人も集まれば良い方だそうです。 いろんなレベルで競争をするラジコンカーにも種類があります。また参加者のレベルにも初級者から上級者のレベルに違いがあります。さまざまなタイプの車、さまざまなレベルの人が楽しめるように、サーキットの経営者、レースの主催者はいろいろ工夫をしています。サーキットのコースレイアウトを定期的に変更して飽きないようにしたり、レースでもさまざまな人が楽しめるように、「レースクラス」を設定したりします。「レースクラス」には、バギーカーのクラス、トラックのクラス、自由な改造が認められたクラス、改造を制限したクラス、初心者のクラスなどがあります。 たいていの人は、「初心者のクラス(ビギナークラス)」→「改造を制限したクラス(ストッククラス)」→「自由な改造が認められたクラス(モディファイドクラス)」という風に自分のレベルアップに合わせて、参加クラスを変えていきます。 レベルの違いはかなりハッキリした形で出てきます。例えば私が行っているサーキットの現在のコースでは、コースを1周走るのに、上級者で19秒後半から22秒程度。中級者で22秒から25秒程度。初心者で25秒から40秒程度です。 「たかだか数秒の違いではないか」と思われるかもしれませんが、実はかなり大きな違いです。例えて言えば、陸上競技の短距離走のようなものです。マラソンで数秒の違いならば、たいした違いはないかもしれません。しかし、100メートル走で1、2秒違えば全然違いますよね。ラジコンカーのレースの数秒も短距離走の数秒のように、全然違います。 上級者といわれている人には、たいていメーカーのスポンサーがついています。正にプロです。 私の通っているサーキットは、アメリカ国内でも最もレベルの高い人が集まるサーキットのひとつで、雑誌やメーカーの広告に出てくる人もよく見かけます。そういうプロの人たちは、コンマ数秒で競い合うのでレースも真剣そのものです。 しかし中級者、初心者とレベルが下がるにつれて、その緊張感も緩まり、レースの雰囲気も遊び感覚に近いものになります。 特に初心者の集まるビギナークラスには、昨日、今日にラジコンを買ってきたのでは?と思われるような、操縦もおぼつかない様な人が参加することもあって、あっち行ったりこっち行ったり、まともにコースを走らせられないような人もいます。 さて、ラジコンカー全般の説明はこのくらいにして、自分の話に戻りましょう。 僕はまだビギナークラス。でも勝ちたい僕はラジコンを10月に買ったばかりなので、レースの参加クラスもまだ 「ビギナークラス」です。上述のようにビギナークラスには、本当にラジコンカーを買ったばかりの人も参加します。そのため観客はレース参加者のテクニックを観戦するというより、車同士ぶつかったり、転んだり、といったハプニングを楽しみます。 しかし、僕はビギナークラスに参加するのにも真剣です。 僕はもともと負けず嫌い。出るからには勝ちたい。 経験が格段に違う上級者に負けるならいざ知らず、ビギナー同士の争いなので、負けるわけにはいきません。 僕が初めてレースに参加したのは12月14日。ラジコンカーを買ったのが10月8日で、サーキットで初めて走らせたのが10月15日だったので、ちょうど二ヶ月目でレースに参加したことになります。 はじめてレースに出場することは、とても緊張することでした。自分がどのくらいのレベルなのかすら全く分からないような状況だったからです。 「自分はどのくらいできるんだろう」 不安は尽きません。 レースがスタートして、ラジコンカーを操縦しているときにも手は震えてしまいました。他の車を追い越せば、「追い越した!」と興奮して、ミスを連発。ミスをすれば他の車に追い越される・・・。 ビギナーらしくおぼつかない走り方をしたのですが、結局、初レースの結果は3位。 ああよかった。それなりに、レースが出来た。。。 と、ホッとする一方で、欲も出てきます。 「今回、初レースで3位だったんだから、次は1位か2位になりたい・・・」 二回目のレース参加は12月30日でした。 このときは、予選こそうまく走らせられませんでしたが、決勝では上級者のアドバイスももらえて、結果はビギナークラスで1位。年末のレースで、ビギナークラスとはいえ優勝できたので、一年の締めくくりとして最高です。本当に嬉しかったです。 元日のレースに参加。しかし・・・その勢いで二勝目を狙いに行ったのが、二日後の1月1日。2012年の元日に行われたレースです。 混戦のなかでも、どうにか予選2位で決勝を迎えました。 予選1位は黄色のトラック。相手の予選タイムがなかなか良いので、勝つのは難しいだろうとは思いましたが、やはり、どうにかして勝ちたい。
実力が相手が上でも、こちらがミス無く走れば、もしかしたら相手がコケて勝てるかもしれないですし。 決勝がスタート。決勝は5分間走行して、走行できた周回数で競います。 1位黄色トラック、2位は僕、という状態でしばらく走っていました。2分くらい過ぎたときに僕の車が転倒。順位が3位に落ちました。 頑張って追い上げて、また2位に浮上。先頭を追いかけますが、かなり先のほうを走っています。が、相手がなにか操縦ミスでもしたのか、しばらくすると黄色いトラックが近くに見えてきました。 頑張って追い上げ、やっと追いつきました。 しかし相手も必死です。簡単には抜かせてもらえません。いったんは僕が抜き、また抜かされ、ということが2周ほど続きました。 ・・・が、最終コーナー手前の連続ジャンプで、二台とも転倒。すばやく起き上がったのは、黄色のトラックです。そこで僕は慌ててまた転倒。決定的な差がついてしまいました。 結局そのままゴール。 僕は2位で終わりました。 その後は、冒頭で書いたとおりです。 操縦スタンドから観客席側に戻ってて、「あー、負けちゃった~。悔しい~・・・勝ちたかったぁ・・・」 と言った後、涙がこみ上げてきました。 と、同時に (え?たかがビギナークラスで1位になれなかっただけで、泣く奴なんているか?!)と思いながらも、 (へぇ~、、、おれって、本当に負けず嫌いなんだなぁ)とあらためて思ったのでした。 どうして泣いたりしたんだろう、と考えたので、実はそれを書こうと思っていたのですが、ここまでで長くなってしまったので、今日はここまでにします。考えたことはまた後で書きたいと思います。 子供になぐさめられるちなみに後日談ですが、あとで子供に 「あのレース、負けちゃったな~」 と言ったら、 「え?だど、負けてないよ。1位と2位と3位は勝ちだよ!」 となぐさめてもらいました。本当にやさしい子供で嬉しいです。
アメリカ生活日記 > ラジコンで負けたからって、なにも泣かなくても...
|
|
||||||||||
|
© 2005-2011 ハワイ・カリフォルニア移住生活ガイド aka "フントウ記" |
||||||||||||